肝臓移植を受けた方の体験談を更新 2010,12,28
肝臓移植を受けた方の体験談を更新 2009,07,21
これまで、大学病院の診療科や医学系大学院の講座のホームページといえば、診療面の情報はその一部だけで、研究内容を知りたい医師やこれからの進路を考える医学生を対象とした、研究・教育面や組織の情報を主としたものがほとんどでした。つまり、患者さんやその御家族が、自分や家族にあった治療法を選択するために必要な、わかりやすい情報は、大学発のものとしてはきわめて限られていました。
名大病院移植外科は、大学院重点化に伴って独立した分野として誕生し、診療科として確立されました。一方当診療科が重点を置いている肝移植医療はメディアなどで時々取り上げられるにもかかわらず、実際にそれを必要としている患者さんや御家族にとっての具体的な情報が少なく‘よくわからない特別な医療’という印象を与えてきました。
日本の肝移植医療は、脳死肝移植がきわめて少ないために、現在、生体肝移植という特殊な形に大きく頼っていますが、一昔前には想像できなかったほど多くの命を救っており、その恩恵を受けた方たちの社会復帰にも目覚ましいものがあります。このホ−ムページは、肝移植という医療について、それが自分に合っているかを考える材料にしたいと思っている患者さんたちと御家族への、わかりやすい情報提供を目的として企画されました。医療関係者だけでなく、過去・未来の多くの患者さんたちの声を反映させて、より‘痒い所に手の届く’ホームページにしたいと思っています。

肝癌に対する生体肝移植の保険適用改正


肝癌に対する生体肝移植は、肝硬変(非代償期)に合併する場合で、遠隔転移と血管侵襲を認めず、5cm以下1個、または3cm以下3個以内に限られていますが、平成19年6月20日より、移植前に肝癌に対する治療が行われた場合でも、前治療が行われてから3ヶ月以上が経過し、移植前1ヶ月以内の画像診断にてこれを満たすと確認できた場合には、健康保険が適用されることになりました。

生体肝移植に健康保険の適用される疾患(2004.01.01適用)


先天性胆道閉鎖症、進行性肝内胆汁うっ滞症(原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎を含む)、アラジール症候群、バッドキアリ症候群、先天性代謝性肝疾患、多発性嚢胞肝、カロリー病,肝硬変、劇症肝炎、肝細胞癌(病期により限定)